2016.05.02
シリーズ 住宅ローンの基礎知識 その1
岐阜の建築設計事務所ツジデザインの辻です。
第1回 住宅ローンの基礎知識 ローンの種類について
目次
- はじめに
- 民間住宅ローンと公的住宅ローン
- 民間住宅ローンの種類
- 公的住宅ローンの種類
- 社内融資
1.はじめに
住宅を建設する時に、ほとんどの人が利用する「住宅ローン」しかし住宅ローンの種類や金利の違い、それぞれのメリット・デメリットをどれほどの方がきちんと理解していらっしゃるでしょうか。
金融商品としての住宅ローンは証券のプロが巧みに設計していて、一般のかたがすんなり理解するには複雑になっています。
このシリーズでは、住宅ローンの基礎知識として、何回かに分けて住宅ローンの種類について解説していきます。
2.民間住宅ローンと公的住宅ローン
住宅ローンには大別として、民間住宅ローンと公的住宅ローンがあります。
以前は住宅金融公庫など、公的住宅ローンが主流でしたが今では殆どの方が民間住宅ローンを利用しています。
それぞれの種類を見てみましょう。
3.民間住宅ローンの種類
民間住宅ローンは、現在多くの方が利用している住宅ローンです。
- 銀行
- 信用金庫
- 信用組合
- JA
- 一部の生命保険会社
などがそれぞれ商品設計をして特色ある住宅ローン商品を展開しています。
また、上述の住宅金融公庫が前身の住宅金融支援機構が住宅ローン債権を買取るという形式で銀行を窓口として販売しているフラット35も民間住宅ローンです。
4.公的住宅ローンの種類
- 財形住宅融資
- 自治体融資(各自治体にご確認ください)
などがあります。民間住宅ローンに比べ、金利は比較的有利ですが、反面借り入れ限度額が少なく、物件に対する条件が厳し目に設定されています。
5.社内融資
大手企業の場合、社員向けに社内住宅ローン制度が儲けられている場合がありませす。民間住宅ローンより有利な条件であることが多いため、勤務先に融資の有無、内容を確認しましょう。
住宅ローンは種類が非常に豊富な金融商品です。これからのシリーズで、基礎的な知識を身につけてください。
以降の解説でも出てきますが、目先の金利にとらわれず、ご自分のライフスタイルや将来設計に見合った住宅ローンをチョイスしていくことが、長期に渡る返済を有利にするコツです。
(書き手 辻 秀易)