2019.02.28
若狭湾Trip
このところ土日の打ち合わせが続いていたので、思い切ってOFF。
福井県年縞博物館(設計:内藤廣)へTrip。
年縞博物館は昨年OPENしたばかりの博物館で、水月湖底から採取された土壌コアの年縞を展示してあるという、建築ファンにも地学、古生物学ファンにも美味しいマーヴェラスな博物館。(隣は横内敏人設計の縄文博物館)
年縞は湖底に降り積もった堆積物が長い年月縞状になったもので、中に含まれる微化石から放射性炭素年代測定の誤差集成に使われる時間の物差し。
その時間軸およそ7万年。
この博物館では、その年縞をスライスした実物を展示しつつ、時間スケールごとの歴史を紹介しています。
建築的にはあえてピロティ形状とし展示棟を浮かせ、軽快な木造切妻屋根を乗せた形状。内部展示室はこの博物館唯一といって良い年縞の土壌サンプルが一列に展示されています。
構造的には一階ピロティは鉄筋コンクリート、2階は鉄骨と木のハイブリッドといったとこなのですが、二階の屋根を支える柱がまるで木造スケールのような細い鉄骨柱で、カーテンウォールのマリオンもそのピッチに合わせているためまるで屋根が浮いているかのようでした。
あとは、途中でみつけたヴァナキュラーな舟屋。
簡素な丸太組に茅葺きで現在は使われていないそうですが、魅力的。
あと、イカ丼食ったりとかね。
久々にちゃんと休日という趣。