2016.03.28
地鎮祭 についてのおはなし
地鎮祭 どうしたらいいの?
いよいよ着工にむけて、 地鎮祭 。
でも、地鎮祭ってそもそもなに?いったい何を準備したらいいの?
そうした疑問をまとめてみました。
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地鎮祭とは
地鎮祭【ぢちんーさい】土木・建築工事んどで、工事を始める前に土地の神をまつり、工事の無事を祈る儀式。とこしずめのまつり。土祭り。地祭り。地祝い。- 三省堂 大辞林より
建築工事を始める前に関係者一同で土地神に報告を行う地鎮祭。
土地神は本来「氏神」、「鎮守神」、「産土神」等に分けられますが、現在ではほぼ同一視されているようです。お施主様はもちろん、工務店や設計事務所など工事関係者が出席します。 -
地鎮祭で準備するもの
とくに普段からおつきあいのある神社がなければ、工務店さんに手配はおまかせしてかまいません。日取りを決めて、出席する人数をお伝え下さい。
■祭壇
通常、工務店側で用意していただけます。■お酒
日本酒を一升瓶で用意します。酒屋さんで、「地鎮祭用です」と伝えれば、奉献の熨斗をつけてくれます。■洗米 1合程度のお米を洗って、ざるなどに広げて乾かしておきます。■お供え
海のもの お頭付きの魚(鯛‥というわけにもいかないでしょうから、頭があれば良いようです)、昆布、ワカメなどの乾物、姿のままのスルメ。
山のもの 野菜や果物(大根、人参、トマト、みかん、いも類、りんごなど)■塩
お清めに使います。一盛り。■お水
お清めに使います。500ccほど。朝一番でペットボトルなどに詰めた水道水で十分です。 -
神主さんへのお礼はどうしたらいいの?
地鎮祭が終わった後、神主様さんにお礼をお渡しします。祝儀用ののし袋を準備しましょう。「玉串料」または「初穂料」と書きましょう。金額の相場は2〜3万円程度です。 -
服装はどうしたらいいの?
普段着で十分ですが、神前ですので少し整えていただくとより良いかもしれません。スーツを着たりまでは必要ないでしょう。 -
地鎮祭の流れ
修祓(しゅばつ)
神主さんが出席者の身を清めるためのお祓いをします。起立した状態で軽く頭をさげ、神主さんにお祓いをしていただきます。降神の儀(こうしんのぎ)
祭壇に土地の神様をお迎えします。献饌(けんせん)
神主さんが祭壇にお供え物を差し上げます。祝詞奏上(のりとそうじょう)
工事の安全を祈願し、祝詞を読み上げます。四方祓い(しほうはらい)
神主さんが土地の四方をお清めします。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
関係者一同、祭壇に玉串を捧げます。神主さんが玉串を手渡してくれますので、左手の手のひらを上にして受け取り、右手で回転させ、榊の茎のほうを捧げる側に廻します。祭壇に玉串を置いたら、二礼二拍手一礼、つまり、2回おじぎをし、2回手をたたきます、最後にもう一度おじぎをします。撤饌(てっせん)
土地神様へのお供え物をお下げします。昇神の儀(しょうしんのぎ)
祭壇に宿った土地神様にお帰りいただきます。直会(なおらい)
最後に、お供えのお神酒をいただき終了です。初穂料はこの辺りで、さりげなく渡してください。
以上が神式の地鎮祭の一連の流れです。
もちろん、各宗教毎に異なるため仏式やキリスト教式なども存在します。