2017.05.18
三式戦 飛燕
各務原での打ち合わせの帰り途、ふと思い立ってかかみがはら航空宇宙博物館へ寄ってみました。
博物館は現在、平成30年のリニューアルに向けて閉館中で、ごく一部の展示が倉庫の一角で公開されています。
川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕II型改 試作17号機。
戦中、ここ各務原の川崎重工の前身、川崎航空機岐阜工場で製作されたこの機体が、リニューアルまでは分解状態で展示されています。
戦後乱暴な復元をされた状態から川重のチームが出来る限りオリジナルに近づくよう復元を行ったもので、過給器やラジエータなど欠損パーツも出来る限り資料に基いて新造されたそう。過給器の復元には、カワサキ Ninja H2の過給器チームが名乗りを上げたとか。
博物館のリニューアル時には、組み立てて展示される予定だそうなので、こうした分解状態で特徴的な液冷エンジン、ハ-40なども見られるのは今だけ。
来月6月22日は最も被害の大きかった各務原空襲の日で、各務原市条例で平和の日と定められています。
平和をかみしめつつ、70年前の手仕事を眺めてみるというのはいかがですか?
入場料300円やし。