2018.08.31
縄文にハマる人々

話題の映画見てきました。そう、それ。ゾンビのほうじゃなくて。
こっちです。「 縄文にハマる人々 」
「縄文」は大森貝塚を発掘したアメリカ人学者モースが「cord marked pottery」と名付けたことが由来だそうです。
縄文社会は狩猟採集生活を中心に、土器や焼き畑を始め相応の文化を発展させますが、ついに持続可能な農耕を生み出すことはありませんでした。僕たちが子供の頃の時分には、一時期縄文農耕説が盛り上がったこともありましたが、現在では否定されています。
また、日本の国土の広くを覆う、クロボク土についてこれまでの火山灰性の土という説から1万年近くつづいた縄文時代の焼き畑の結果ではないかという説も出ています。
映画では老古学的視点は薄いですが、主に縄文に魅力を感じる人々に焦点をあてています。
縄文土器のデザインに惹かれる人、土偶の神秘性に魅力を感じる人、勝手なスピリチュアルな妄想で縄文人にシンパシーを感じる人、それぞれ理由はさまざま。
でもみんな、楽しそうなんですよね。
縄文文化に興味のある人も、そうでない人も、東海地方は名古屋シネマテークで上映中です。