2018.08.10
未来のミライ

細田守監督の新作、 未来のミライ 。珍しく娘が興味を示したので、家族3人で鑑賞してきました。
細田作品、最近の数作はなんだか詰め込みすぎで何がやりたかったのかぼやけてしまっている印象で、正直期待はしていなかったのですが‥。やっぱり今回もなんだか詰め込みすぎてる感は拭えず、もっとシンプルに作ったほうがいいなーと。
そこは、横においておいて。
今作では、主人公のくんちゃんのお父さんは建築家設定で、お父さんが設計した住宅が物語の主な舞台となります。
その住宅をサポーズの谷尻誠氏が設計しているということで、建築関係者の注目も集めているわけです。
映画の舞台という特殊解に、階段だらけでうんたらみたいなのは野暮というものです。ネタバレは避けますが、物語の起点となる中庭を中心に、舞台装置として秀逸だったと思います。
他にも‥赤本、建築申請Memo、MacBookProにVectorWorksと、建築関係者にだけわかる小ネタも多数。
舞台になる住宅の玄関鍵も、普通のシリンダー錠ではなくトライデントシリンダーの丸状になっていたりと、まだまだいろいろありそうです。
建築ファンも話のネタにぜひ。
次はカメラを止めるな!を見にいかなくちゃ‥。