2018.09.16
教養としての社会保障
読んだ本なども、ちょこちょこ覚え書きを書いておくことにしました。
今回は教養としての社会保障 /香取照幸
「社会保障」と言われてもスケールが大き過ぎて、いまいちピンとこない。年金や医療保険くらいは身近だけど…という自分のような層にこそ、読んで欲しい。
社会保障と一口に言ってもその対象は多岐に渡り、制度は複雑怪奇にからまり到底一般人が全体を把握することは不可能。
この本は、社会保障の基本設計、そこに至る歴史を絡めて解説している。
この本は、社会保障の基本設計、そこに至る歴史を絡めて解説している。
また、現在問題が顕在化しつつある少子高齢化、経済の縮小などの諸問題も不要な恐怖を煽ることなく理路整然と説く。
同時に社会保障はGDP比20%に匹敵する規模であること。それだけの巨額が市場に放出されていることと同義であることにも触れる。
株式市場ではGPIFの年金マネーを巨大なクジラに見立てるが、なるほどそういうことかと納得。
同時に社会保障はGDP比20%に匹敵する規模であること。それだけの巨額が市場に放出されていることと同義であることにも触れる。
株式市場ではGPIFの年金マネーを巨大なクジラに見立てるが、なるほどそういうことかと納得。
これからの社会保障を俯瞰して眺めるには最適な良書。